「あの」モノマネ誕生秘話

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――その話を聴いて思い返すのは「とんねるずのみなさんのおかげでした」内「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」での外国人選手を中心としたモノマネ。あれも野球が好きでないとできない芸ですよね?

杉浦 確かにあれを始めたのは28歳の時、野球が好きになっていた時ですね。当時も週1回の草野球前になるとワクワクして、前夜眠れないくらいでした。
ただ実は、それまでは、野球が好きなんですが、それをネタにしようとは思っていなかったんです。第1回放送オーディションの時も野球のネタはせず色々なことをやっていました。

でも「じゃあ、ありがとうございました」でいったん終わった時、感覚的に「これはダメだな。スタッフもしっくり来ていない」と思って、そこで急に思いついたのが中学校や高校時代にやっていた外国人選手のモノマネで。当時「面白い打ち方をするな」と思っていたことをそのままやっただけなんです。

――そうなんですか!

杉浦 一瞬の感覚で出てしまっただけなんです。それがハマって、スタッフにも「面白いね」となって。ですからオーディションのエントリーシートには「外国人選手のモノマネ」なんて書いていませんでした。
ですので、外国人選手は僕が見ていた昔の選手ばかりなんです。

草野球の経験を独立リーグでも活かしたい

――その部分ではモノマネも外国人攻略に活かせそうですね。

杉浦 そういうのもあるかもしれないですね。あと、大きいのは草野球で得た経験。相当レベルの高いところでも投げましたし、様々な打者とも対戦しました。自分が草野球を経験していなかったら、絶対にここにもいれなかったと思います。

――それこそ、甲子園経験者もいたでしょうし……。

杉浦 そうです。元プロ野球選手もいましたし、様々な人、すごいバッターがいる中で抑えてきたことは自信になっています。愛媛マンダリンパイレーツにいる若い選手たちよりは野球歴があるので、そこで培ったものをマウンドで出せればと思っています。
先日の初登板も、成績は全く納得いくものではありませんでしたけど(四球と投犠打)、登板前にもっとガチガチになるかと思ったら、実際は気持ち的に楽しめました。

第2回はここまで。第3回では待望の初登板を終えて改めて気付いた「芸能」との共通点や、今後の目標について語って頂きます。

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